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「数学って何のためにあるの?」

「連立方程式とか2次方程式を大人になってから解くことある?」


そう聞かれたら、なんて答えますか。


まず生徒がこの質問をしてくる意図は、

勉強をしたくない、あるいは本気になりたくない。

だから”やらなくてもいい理由”を探しているんです。


なので、

「いいからやりなさい」とか、

「みんなやってるんだから」とか、

「将来使うかもしれないんだよ」

なんて言っても、納得なんかできません。

そもそも、納得させるために応えてはいけない質問なんです。


力任せな理論で納得させても、

「なんかむかつく」とか「なんとなくやだ」

という当たりどころのない結論で終わってしまうのです。



私たち大人がこの質問に応えるにあたり、

意識しなければいけないのは、生徒たちが「勉強したい」と思うようにすることです。

間違っても「勉強させること」にもっていってはいけません。

毎回、大人が勉強させるのですか?

それでも毎日根気よく勉強しなさいを言える保護者様もいますが、

そうすると、

「宿題以外やらない子」「言われなければ動かない指示待ち人間」

が生まれてしまいます。


数学については、私はいつもこう答えます。

「問題を解決する能力を育ててるんだよ」と。


何か困ったことがあったとき、それを解決するまでの計画を立てて、遂行するプロセスが、

まさに数学の問題を解くプロセスと酷似しているのです。

うちの塾生は数学好きが多いのですが、

数学の難問を解けたときに楽しい、うれしい、もっとやりたいと言うのです。


これは大人になってからトラブルを解決したり、プロジェクトを成功させたり、

問題を解決するプロセスと同じです。


つまり、数学が得意な子ほど、問題を解決する能力が高いと言えると思います。

もちろん、答えが出たところでそれを適切に相手に伝える必要もあるでしょうから、

英語や国語で培われるコミュニケーション能力も必要です。


ともあれ、勉強しておけばよかったという大人は大勢います。

しかし、勉強しなければよかったという大人は会ったことがありません。



つくづく思います。

こういう動機付けは塾の大きな役割である、と。

勉強したくなるように、生徒を導くこと。

これはインスタントにできる内容ではないなと思います。

ただ、どの子も塾に通えるわけではなく、スタプロも定員で入れないことが多いので、

出来る限り私の知っている技術や情報は発信していこうと思います。


子供の教育で、親や保護者、教師がやってはいけない行動というのはいくつかあります。


体罰やネグレクトなどは言わずもがなです。

そういう社会現象的なものの解決は、ごく身近なものを除いては

政治家に任せるしかありません。


そうではなく、何気なくやってしまう、あるいはやってしまっているであろう行動です。


今回は、「アンダーマイニング効果」をご紹介します。


まず大前提として、「何かを好きになれるのは才能」という考えをご理解ください。

すべての人に愛されるのは不可能であるならば、何かを好きになるのは万人が持っているわけではない、すなわち才能と言えるのではないでしょうか。

ハンバーグだってディズニーランドだって嫌いな人がいるんです。

その人たちは好きになるという才能に恵まれなかっただけなんです。


話を戻します。

例えば、小さな子供が親の似顔絵を描いたとします。

うれしくて、ご褒美をあげたりする場合もありますよね。

親じゃなくても、です。おじいちゃんやおばあちゃんでも同様です。


このご褒美、絶対やめてあげてください。

子供がご褒美欲しさに絵を描いたのであればいいんです。

でもおそらく、好きでやっていること。

才能を発揮して、やっていること。行動原理が「好き」という才能なんです。


そこで角度の違う行動原理、「報酬」が出てくると、

この「好き」という行動原理が消えていくことを

アンダーマイニング効果といいます。


簡単に言うと、好きじゃなくなるんですね。

内発的な動機付けが、外発的な動機付けに変わってしまうんです。


勉強においても、同じことが多くあります。

せっかく内発的に動機づけられた生徒が、外発的な動機付けを受けることによって

やる気を失っていく、、、。3日坊主の原因は、本人ではないこともあるんですね。


この効果は科学的に証明されているものなので、プロの教育者は知っている人が多いです。

私の場合は大学で学んだ知識と、教育系の本や動画で得た知識、教育現場で得た知識などがあります。

今後もこういった知識を少しずづ発信していきますね。

都立高校の推薦入試が終了しました。

例年と違う傾向となった学校が多かったようですね。

そのため、「対応力」が問われる入試となりました。


ある高校では、集団討論でフリップを使わされました。

ある高校では、作文のテーマが毎年「本校の教育方針」だったのに、急にAIに変わりました。


時代が変化しているので、入試も時代に応じて変化していますね。


ただ、それに対応するための力をつけることができないかと言われれば、そんなことはありません。


大前提として、都立の推薦入試で最も大切なのは、内申点です。間違いなく。

どれだけうまく面接しても、どれだけうまく作文書いても、内申点が低ければ合格しません。

約半分、内申点で決まります。


ではあとの半分をどうとるかですが、まず面接のカギとなるのが、自己PRカードです。

この書き方さえ適切にできれば、面接そのものをコントロールすることができます。

面接官の質問を「引き出す」ことができるんです。

それさえできれば、あとは準備した質問の答えを練習した通りに言えば、理想的な面接を作ることができます。

うさんくさいかもしれませんが、事実私はこの方法で大手企業の面接も合格しました。

というか面接で落ちたことが1度もないです。


あとは作文の対策ですが、これは書くトレーニングの先に読むトレーニングが必須です。

あらゆる文章を読んであらゆる考えを持つ、その段階がなければ文にならないんですね。

無理やり文にしようとしても、絵日記のようなかなり稚拙な文になります。


そして書く。書きまくる。これは添削を受けなければ意味がないので、

プロに頼みましょう。そこらの大学生ではできません。


そこまで万全の対策をして、そのうえで「受かればラッキー」が適切です。

倍率も高い、とはいえ対策しないわけにもいかない。


合格後に学力に差がでないようにするために、最低限勉強しておかなければいけないし、

推薦がだめならすぐに一般です。対応できるよう、万全の準備をしておきましょう。




私たち塾の教師は、幼児教育には携わりません。

しかし、幼児教育を引き継いで学習を教えるわけなので、どうしたって幼児教育を土台にしなければならない部分があります。

そうした、学力の「土台」となる力は何か。

その答えを、幼児教育の後任担当者として私見を述べます。


まず、早期教育はほとんど必要ないです。

私は子供が3人いるのですが、2歳の娘にかけ算を覚えさせてみたことがあります。

これは学習能力を上げるためではなく、反復によって知識が身につく程度を実験的に知りたかったからです。

小学校で初めて習うかけ算を、2歳からできたからと言って別にすごいことでもありません。

小学生になれば、誰でもできますからね。


その段階におけるプロがしっかりと教えるので、早めにやっておく必要はないんです。

強いて言うなら、英語の臨界期仮説くらいでしょうかね。

これもあくまで仮説なので、実証されていませんが、めっちゃ簡単に言うと、

第2言語習得に効率的な年齢期には限度があるという仮説です。

実証できていないので反論もできません。私見では、あると考えていますが。



しかし、幼児教育ではそんな「学力」はどうでもいいんです。

学力は土台さえあればいくらでも私たち後任が身に着けられます。


そこではなく、幼児期にしっかり身に着けておいてほしいのは、

【非認知能力】です。

非認知能力というのは、自分を動機づける(自分をやる気にさせる)力です。

長期的な視野で行動する力です。

自分を信じる力です。

他者を信頼する力です。

自分の感情をコントロールする力です。



まとめると、人間の基礎となる力、というところですね。

まさに土台。そこさえあれば学力なんて所詮枝葉なんです。

その枝葉をつけるために、根本的に必要な土台の力が、非認知能力なんです。


そして、この非認知能力は、幼児期ほど獲得しやすい。臨界期仮説のようなものです。

これは実証するまでもないほど当然の話だと思います。


もちろん締め付けは私も大反対です。幼児期から山で修行させようって話ではないんです。

動機付けがもっとも手軽で、もっとも難しい相手が、自分だからです。


大人になればなるほど、新しいことへの挑戦はしなくなりますよね。

時間や能力を言い訳にする人も多いですが、実際はもっと単純で、そこまで必要ないと感じているからですよね。

ある日いきなり外国での生活が始まったら、嫌でも現地の言葉を習得しますよね。

緊急性がある、適応という行動です。


しかし幼児期の子供はどうでしょう。その緊急性を、大人が作れるのではないですか?

パパやママに褒めてほしいから頑張る、というのは幼児期の子供にとっては緊急性が高いです。大至急、褒めてもらわなければいけない状況なんです。

上記はほんの一例ですが、そういった状況を積極的に作って、あとで種明かししてあげればいいと思います。平たく言えば、「頑張り方を教える」ということです。


もちろん、この非認知能力のトレーニングは、塾でも行われます。

やりたくない宿題を出すのも、その意味合いが含まれます。

しかし彼らは生徒です。修行僧ではありません。

「若いうちの努力や苦労は買ってでもしなさい」

なんて言葉を言われた通りに実行できるはずもないです。


私たちにできるのは、

非認知能力が高い生徒はそれを土台に成績を伸ばすこと。

非認知能力が低い生徒はその獲得と、苦痛を感じさせないよううまく胡麻化しながら努力させること。

大きくわけるとこの2つです。


正直、前者の生徒はどこの塾に行っても、あるいは志望校によっては塾に行かなくても、

成績は伸びます。先生も素人で大丈夫。質問さえ答えてくれればいいので、ネットでOKです。


私の職業柄、この非認知能力の大切さはかなり大きく感じます。

それをつけることが、幼児教育の1つの成功と言えるのではないでしょうか。

今週末には推薦入試、来月には一般入試が控えています。

ほとんどの生徒はあと1か月以内に受験を終えますよね。


私はプロの塾教師として、

最後の最後まで諦めずに戦い続けて、無理だと言われた学校に大逆転合格!!

みたいな受験は吐くほど嫌いです(笑)


え、何がいいんですか?

無責任に無理な学校を受けさせることも、

実る可能性の不透明な努力をさせ続けることも、

実力に合わない学校に進学させて進学後地獄を見せることも、

何一ついいとは思いません。


例えば私立の大学受験ならいいんです。併願できますから。

しかも大学は勉強するところではありません。学力あんまり必要ないんです。

必要なのは知識と教養、考える力、いろいろありますけど、

簡単に言うと、勉強じゃなくて研究するところです。

知識を身に着けるために勉強が必要になることはあります。

でもそこがメインじゃないですよね。


高校受験において、ビ〇ギャルみたいな受験はいいこと1つもないですよ。

あれも、映像化されていない裏側に、あと99人くらい落ちている人がいる事実を知るべきです。あれ、エンタメですからね。


奇跡は起きてほしいでしょう。そりゃ誰だって。

でも自分で起こすことはできますか?


努力すれば奇跡って起きるんですか?いいえ、現実は違います。

この事実は、この世界を知っているプロの先生ならだれでも知っています。


意図的に起こせるなら、それは奇跡ではなく実力でしょう。

実力をつけての合格、これ普通の合格ですよ。


では考えてみましょう。その普通の合格を目指すために、実力をつけたいんですよね。

それ、いつまでにつけるのが正解ですか?

A 入試当日の朝

B 入試1か月前


正解は、Bです。付け焼刃って、安定しないんですよ。

最高偏差値が足りていても、平均が足りていないイメージです。

だから安定化するための努力は必要ですね。



それこそ、最後の1か月でやるべきことです!

「普通にやれば受かる!」という実力を1か月前までにつける。

最後の1か月は、「普通にやる」ための調整をする。



はっきり言います。最後の1か月で実力が大きく変わって大逆転!なんてありえません。

0%とは言わないですよ。頑張っている人は頑張ればいい。でも可能性低いです。


じゃあ、最後の1か月で頑張る意味とは何でしょう?



それは、もしここで手を抜くと、

「たった1か月も頑張れない自分」という自己評価を自分にすることになります。

一生。


1か月もできない人間が、1年できますか。

1年できない人間が、10年できますか。

10年できない人間が、一生できますか。


正直、合否より大事なんじゃないかと思ってます。

この、自分が努力できる期間、いわば自分の限界値を認知すること。

厳密に言えば認知はしなくてもいいのですが、「低い」ものだとは思わないこと。


この1か月は、「たった1か月も頑張れない自分」という自己評価を自分にしなくてもいいよう、走り切るべきです。

ただし、それは知識を増やすための勉強ではなく、すでに完成した知識(そもそもこの時点で完成してなければいけない)を、確実に当日に発揮できるように調整する勉強をするべきです。


受験は精神論で乗り切るものではありません。

受験は明確に原因と結果がある、科学のようなものなのです。

本当に久しぶりの更新となってしまいました・・・。

ブログとかって基本的には外部の方に向けて書くものなので、

塾生にかける時間を長くしてあげようと思うと、どうしても…というのは言い訳ですね。


大変ありがたいことに、ほとんどの学年で定員となっており、

「入塾待ち」や「体験待ち」となっている方が4名いらっしゃる状況です。

学校は4月ですが、スタプロでは3月に学年を新学年に引き上げますので、

卒業していったり、授業回数を変更する生徒もいるかと思います。

毎年、3月にはいくつか空席が出ますので、順次ご案内できるかと思います。

また、新中3に関しては2クラスに増設しますので、一気に定員が12名増えます。

例年だと、それも春期や遅くとも夏期には定員に達しますので、

入塾をご検討の方はお早めにお願いいたします。



さて、今回は少しだけスタプロの受験対策の中身を公表します。

まず、大前提として、合格には具体的な「方法」があります。

「勉強すれば受かる」とか「頑張れば受かる」などの曖昧なものではなく、

具体的な「方法」を科学し、研究することで、合格者を出し続けています。


例えば、夏。

「夏は受験の天王山」と言われるように、塾によってさまざまな受験勉強をさせます。

スタプロでは、この夏に、理科と社会の勉強を7割、国数英を3割の比率で勉強します。

もちろんその中身はほとんどが自作のオリジナル教材ですが、そもそもなぜ夏に理社なのか。


私の勤めてきたさまざまな塾では、夏に英数をやる塾もありました。

確かに、英数は

①覚える

②知識の使い方を覚える

③解ける

の3段階で成績が上がる教科です。


英語を例にしましょう。

英単語をいくら覚えても、文を訳す練習をしなければ、

解けるのは単語テストくらいですよね。

(そもそも都立入試には単語の出題はありません)

単語や熟語を覚えたうえで、長文や英作文、リスニングなどの対策を行います。

つまり、理社に比べて、成績を上げるのに時間がかかる教科なんです。

定期テストであればその単元だけ対策すればいいのですぐに上がるのですが、

入試対策となると話がまるで違います。簡単には上がらない。

だからこそ、入塾時の説明で

「長い目で見てあげてくださいね~」なんて説明をする塾もあります。


ただ、スタプロは少し違います。

単語や熟語の必要性はもちろんあります。めっちゃ大事です。

ただ、英作文はとある方法で誰でも書ける(本当に全員書けます)し、

長文もある程度の知識さえあれば解法のテクニックを使って解けます。

ただ、それ頼みになってはいけないので、解法のテクニックは秋まで教えません。

夏はせいぜい、長文全訳の課題をやるくらいです。

リスニングに至っては、11月まで具体的な対策はほとんどやりません。

模試の直前に聞き方とメモの取り方などは指導しますが。

なぜ11月かというと、東京は11月末にスピーキングテストがあるからです。

その対策をすることで、リスニングの基礎も同時に身に付きます。

今年度はA評価の生徒も多く、満点の生徒もいました(帰国子女ではありません)。


一言でまとめると、英数は時間がかかるからと言って急いでやる必要がないんです。

ただ、基礎の力が必要ないと言っているわけではありません。

スタプロでも基礎はめちゃくちゃやります。都立数学なんてほとんど基礎です。

でもそれは授業で事足りる。

受験生に血眼になって食らいついてほしい教材は、そこじゃない。


そこで、夏に最優先でやらせたいのは、理社なんです。

英語の例に挙げた、3つのステップとは異なるのは、お判りいただけると思います。

理社は

①覚える

②解ける

この2段階でいけます。

圧倒的な物量で、知識のインプットをゴリ押しします。

英数国は解法で、知らない問題も解けたりするんです。

でも理社は知らなければ詰みですよね。

3代将軍が足利尊氏か足利義満なんて、その場で考えたってわかるものではない。

思い出すための時間は必要かもしれませんが、それだってそもそも1回覚えてるから成り立つんです。


ちなみに、知識を得るための最短ルートは、とにかく繰り返すことです。

それが勉強法の土台です。そのための物量ゴリ押しなんです。

もちろんただ覚えるだけではもったいないので、資料の読み取りや記述の対策もします。


どんな勉強もインプットから始まりますが、そこから得点化するまでのアプローチが最も短く、簡単なのが理社なんです。

しかも、理社は偏差値のブレが最も少ないんです。

ブレがあるとすれば、単純に得意な単元と苦手な単元があり、

出題範囲によって点数に差が出ているだけの場合がほとんどです。

そしてその原因は、単なる知識不足、つまり勉強不足です。


また、ほとんどの生徒は中1や中2のときに勉強した理社の内容は忘れています。

英数は覚えている子が多いんです。比例とか連立とか。

でも、東山文化の特徴を覚えている子はあまりいないですよね。

大人の方でも、連立方程式は見れば思い出せるけど、

東山文化の特徴は「こんなのやったっけ…」となる方が多いと思います。


他にも様々な理由と根拠がありますが、話をまとめると。


めちゃくちゃ簡単に言うと、スタプロでは、

夏に理社!秋以降に英数国!傾向指導や解法は冬!

という感じです。


ただ、勉強量が尋常じゃないと思います。

先日、とあるセミナーでお会いした他塾の先生に話したのですが、

「そんなにやらせてるんですか!?それで生徒ついてきますか!?」

と驚いていました(笑)


生徒たちには、どの課題もやる意義と目的をしっかりと伝えているので、

みんな本当に一生懸命やります。

私と生徒たちの信頼関係のおかげもあるかもしれません。


同じ宿題でも、嫌いなA先生と信頼しているB先生、それぞれから渡された場合、

考えるまでもなく、B先生にもらったほうが頑張りますよね。


ただ厳しいだけの先生ではダメなんです。怖い、うざい。

あ、ただ仲良しの先生でもダメなんですよ。めんどくさい。


私はプロの教師だと自負していますが、

まだまだ実力を挙げられそうだと感じることもあります。

成績にせよ、生徒対応にせよ。


常に成長し続ける生徒たちを見て、その成長を促しているわけですから、

私自身も成長しなければいけません。


アップデートを繰り返しながら、よりよい塾にできるよう邁進します!




今年も夏期講習、みんな頑張っています!

特に中3は、いままで勉強したことのない量と質の勉強をして、必死に奮闘してくれています。

私はいままで複数の企業で塾の運営に関わってきましたが、一つ間違いなく言える、【塾選びの真理】があります。

それは、どれだけ生徒が頑張れる環境にあるか、ということが最も重要だということです。

単純に生徒次第、というわけではありません。もちろん勉強しなければ成績は伸びないわけですから、勉強量は大切です。それは大前提。

ただ、乱暴に投げただけの課題では、生徒たちはついてこれません。


とにかく勉強させよう、と上層部からの指示通りに、とんでもない量の課題を出している塾もあります。これをやり切れば成績は確かに伸びるでしょう。

しかし、先生たちはこう思っています。

「こんな量できるわけないじゃん・・・」

当然、生徒たちもそのあたりの感情は的確に読み取ります。

結果として、ただ辛いだけの夏期講習、なんてこともあります。


これ、塾業界の闇だと思うんです。

高い授業料をいただくのに、それに見合った環境を用意できていない。

ここでいう環境というのは、課題の有無ではありません。

課題さえあれば、

「環境は用意してますよ。お宅のお子さんがやらなかったから成績伸びてないんでしょ」

という悪質な塾ができます。

夏期講習明け、2学期の三者面談で、生徒を叱るような塾です。


高い授業料をいただくのに、成績が伸びていない原因を子供のせいにする。

当然、保護者も何も言えなくなりますよね。

でも、そもそも成績を上げたくて夏期講習に通わせているんです。

成績が上がらないのであれば、費用に見合った価値を提供できていないことになると私は思います。


そして、偏差値にもカラクリがあります。

偏差値というのは、ざっくり言うと、

【全体の集団の中で、自分がどの程度の位置にいるかを数字で表したもの】です。


つまり、集団そのものが上昇している場合、現状維持では偏差値は下がるんです。

みんなと同じ量の努力では、偏差値は現状維持です。

偏差値をあげたいのであれば、追い抜くことが必要なんです。


よく、受験はマラソンに例えられます。

私はこの例えを偏差値に当てはめて生徒に話をします。

マラソンは走っている最中、頑張って走っているとしても、みんなと同じ速さなら、順位は変わりません。加速が必要なのです。


生徒たちは、ただ走るだけではなく、加速が必要。

そしてただ課題を与えるだけでは、加速できない。


その2つの大前提をもとに、スタプロではカリキュラムを組んでいます。


中3は毎日何を勉強すればいいのか、明確に示した課題カレンダーをもとに勉強します。

例えば7/22(土)の課題は、とあるプリントを合計50枚やること。

しかしこれだけだと、ただ投げただけになってしまいます。


このプリントは、市販教材ではなく私が自作したものです。

本当に苦労して一つ一つ作っているので、そこらの教材よりは圧倒的に価値があると自負しています。

それを生徒たちには十分に伝えたうえで、抜け道もしっかり用意します。

7/22(土)の例で言うと、「連続で3枚、満点が取れればそこで課題はクリア」というのが抜け道です。

50枚だろうと100枚だろうと、たくさんやったよというのはただの自己満足です。

覚えて使って点数になって、初めて課題の意味が生まれます。

生徒たちの心理は当然、満点を取ることで課題の終了ではなくクリアを目指す方向に動きます。


圧倒的な物量のインプットも、こうした工夫の1つ1つで、可能となるのです。

ちなみに、本当のところを言うと、インプットだけではまだ偏差値は上がりません。

上がることには上がるのですが、その数値はたかが知れています。


偏差値を10や20、この夏の1か月で上げるには、さらなる工夫と努力が必要です。

その部分は授業で十二分に補います。


夏休みをお盆前と後で二分し、前半戦と後半戦とするならば、いまは後半戦。

辛く苦しい前半戦を乗り越えてきた、今のスタプロの中3たちは、面白いほど成績が上がっています。

もちろん多少の個人差はありますが、上位クラスの平均偏差値は社会で60、理科で65を超えてきている状況です。ちなみに夏期講習前はどちらも50前後です。

正直少しうまくいきすぎているくらいの例ですが、現に今年の中3たちはその成績を取っています。平均というところがすばらしいですね。偏差値が20上がった、なんて子もいます。近隣の高校で例えるなら、武蔵村山高校くらいのレベルの子が、福生を超え、青梅総合を超え、上水を超え、東大和南も超え、昭和高校くらいのレベルに上がったということになります。


この夏は理社を中心に成績を上げることにしているので、9月以降は英数国の成績を上げていくことになりますが、非常に楽しみです。


8/27(日)のWもぎを全員受験するので、その結果が出次第、塾の前に張り出す予定です。

近隣にお住まいの方は、生徒たちの努力の結果をぜひご覧ください。




なお、中3はすでに定員となっているため、今年度の募集は終了しております。

中2はあと1名、中1はあと5名の空きがあります。

過去に中3が定員にならなかったことは1度もありませんので、ご入塾をご検討の際はお早めにご連絡ください。体験授業も随時受け付けております。


入塾の際は、絶対ルールが1つだけあります。

それは、「生徒本人が入りたいと言わない限り、入塾できない」ことです。

そのうえで、体験授業を受けた生徒のほとんどが、頑張りたい、入りたいと言ってくれています。

最高品質の授業を受けてみたい、受けさせてみたいという方は、ぜひご連絡ください。

勉強や学校で、身につく能力は何でしょう?


一番大きいものは、「やるべきことをやる能力」です。

並ばなければいけないから、並ぶ。

勉強しなければいけないから、勉強する。

静かにしなければいけないから、静かにする。

掃除しなければいけないから、掃除する。


めちゃめちゃ大事な【能力】ですよね。

そんなの当たり前と思うかもしれませんが、できない大人、大勢いますよね。


ダイエットしなければいけないのに、続かず食べてしまう。

節約しなければいけないのに、節約できずつい買ってしまう。

ゴミ箱まで行かなければいけないのに、行けないでポイ捨て。

他人を害してはいけないのに、つい。


よく、「学校なんか行かなくてもいい」「勉強なんて意味がない」という声をいまだに聞きますが、

はっきり言って浅はかで愚かです。

もちろんさまざまな状況に応じて変わりますが、

これほど効率的に能力を獲得できる方法を否定する理由はありません。


大前提として、この能力は必要です。

必須とまでは言いませんが、必要です。あったほうが確実にいいです。

そこは誰も否定しないと思います。


でも逃げたいんですよね。

食べたいし、買いたいし、めんどくさい。


あ、でも勉強の中に必要のない知識が入っていることは私も同意です。

でもそんなの正確に判断することはできませんよね。

あくまでも「たぶんいらない」です。


英語の嫌いな生徒のほとんどが言います。

「将来英語使わないもん」

「ずっと日本にいるから英語はやらなくていい」


これは本心ではありません。

「やりたくない。めんどくさい。」

「でもそのまま言うとやらなきゃいけなくなる」

「だから、なんかちょっとでも論理的な言い訳はないかな。」

これが本心。


だから

「英語は世界共通語なんだから・・・」

「将来の可能性を・・・」

いくら言っても無駄です。


「なるほどぉ!じゃあ英語勉強するぅぅ!」

って生徒、いると思いますか?笑



悪癖は、大人になった後では、なかなか直りません。

いまでも逃げまくっているだらしない大人は大勢います。

だからまだ「生徒」のうちに、絶対に獲得するべき能力なのです。


いまが最大のチャンスなのです。


いつかやるでは遅い。そのうちやるでも遅い。

成功する人は昨日やってる。

今すぐに勉強しなさい。




















と、ここまでは生徒たち全員に共通して言えることなのですが、

スタプロの塾生はもう一歩先へ行きましょう。


やらなきゃいけないことを、やる。

言われたことを、言われた通りにやる。


この能力は当然つけるとして、まだ問題が残っています。


【当たり前のことしかできない】

【言われたことしかできない】


これでは、たくさんのお金を稼ぐことはできません。

とりあえず誰かの言いなりになって、搾取されながら生きるならば問題ないですが、

あくまでも搾取される側、つまり損ではあります。輝かない。


だから、もう一歩先へ行きましょう。

詳しくは授業の最初や、休み時間の雑談の中で話しましょう!

勉強ってなんでしなきゃいけないの?


そう聞かれて、大人はどう答えるでしょう。

「みんなやってるから」

「やらなきゃいけないものだから」


そんな答えを、お子さんや周りの子にしていませんか?


そもそも理由を聞いてくる子供の心理は。

①勉強したくないから、勉強しなくてもいい理由を探している

②勉強をするメリットを探している(効果を最大化したい)


もともと勉強しない子なら、①が多く、

もともと勉強する子なら、②が多いでしょう。


どちらのパターンも、塾で働いていると多く見かけます。


結論を言うと、勉強は「しなきゃいけないもの」ではないんです。

しなきゃいけないと決めつけるのは、親や先生ですから。


質問の前提から間違えているのです。

では次に、なぜそう決めつけるのか。


それは「決めつけたほうが楽だから」ですよね。

冒頭の、難しい質問の答えを先回りして作っているようなものです。


大人たちはこう言いたいのです。

「いいからやれよ」


もはや指導ですらない、と思うレベルです。

では問題を戻しましょう。


勉強させたい理由はなんでしょう。

それは「得してほしい」からですよね。

イージーモードな人生を送ってほしい、ということですよね。


昔、プレイしていたゲームのボスをどうしても倒せなかったとき、

設定をイージーモードに変更したらあっさり勝てたという経験があります。


ズルをしているような、どこか申し訳ない気持ちもありましたが、

余裕で先に進めたのでOK、楽しい。という気持ちになりました。


まずはこの気持ちを肯定することから始めるべきだと思います。

つまり、ズルは、してもいい場合もある、ということ。


だから、それを正確に見極められるようになるまでは、

してもいいズルとしてはいけないズルの区別は大人に聞きなさい。


それを伝えなければいけませんね。

そのうえで、勉強は「してもいいズル」なんだ、と。

人生攻略法の中の、裏技の一つなんだ、と。


その裏技、使わずに攻略したいならそれでも結構。

使わずにクリアしている人もいるのは事実。


でも運のみでクリアすることはできないから、

運以外でクリアできるに足る理由が必要ですね。


例えば超絶美人になることが確定していて、全国からモデルスカウトがたくさん来ているような女の子なら、勉強しなくとも女優業でうまくいく可能性はありますね。

年齢を重ねると厳しいかもしれませんが。


例えば大谷翔平のように、特出したスポーツの才能があり、世界で通用するレベルを持っている男の子なら、勉強しなくともうまくいく可能性はありますね。

ケガをすると人生詰みかもしれませんが。


どちらの場合でも、勉強しておくに越したことはないのです。

とはいえ、自分がこういった「才能」を持っているかどうかは、もうわかるはずです。

私たちのほとんどは、特殊な才能なんてありません。


だから勉強したほうが、得なんです。

もし仮に才能もなく、勉強などの努力もしなかった場合、

とても幸せな人生を送る可能性が高いとは言えません。


浅学菲才という言葉があります。

まさに上のような状態の人を指す言葉です。


AI技術が発展し、さまざまな仕事が人件費のかからないAIに以降していくことが

ほぼ確定している今の生徒たちの未来では、浅学菲才な人間は職に就くことすら難しくなるかもしれません。

菲才はどうしようもない。ならばせめて浅学の部分だけでも変えてみてはどうでしょう。

そうしているうちに、「自分は菲才でもなかった」と思えるかもしれません。


だから、勉強したほうが得なのです。

将来役に立つかわからないものを、なぜ勉強するのか?

大人になって因数分解なんて使うのか?


その答えは簡単です。

将来役に立つかわからないから、勉強するんです。

逆に役に立つものならば必死に勉強するのか?

例えば英語の勉強は役に立つことが確定していますよね。

学校で教わる科目になくとも、税金や保険、投資の知識は必要ですよね。

ではそれは必死に勉強するのか?

いいえ、しません。


メリットを確認してから勉強したいわけじゃないんです。

勉強したくないから、しなくてもいい理由を探しているだけなんです。


かといって、それを頭から否定してもだめです。

勉強したくなるように、そう思えるようにしてあげるのが、

私のような塾の先生、そして親の役目です。


中3は定期テストが終わっても10/16には次の模試があります。

中2以下は期末テストがすぐにやってきます。


私たち大人は、勉強したくなるように、生徒たちの心を上手にコントロールしてあげましょう。

「国語ができないから本を読むように言われました…」

と、三者面談を終えた生徒と保護者様から言われたことがあります。


最近、とある塾の先生が同じように指導しているのを見て、思い出しました。

結論から言うと、私は反対なんです。


とはいえ、

昔からかなり本を読んできた生徒が、国語が得意な傾向にある、というのは事実ですし、そういった生徒を何人も見たことがあります。

また、国語ができればほかの教科の問題文などが読めるのも事実です。確かに、めちゃめちゃ有利です。


でもね、順番と効率ってのがあるんですよ。

「本を読んでる生徒の国語の成績がいい!だから本を読ませよう!」

というのはあまりに安直です。


繰り返しになりますが、本を読むことで国語の成績が上がることは否定していません。

単純に【遠回りだ】と思うわけです。


では、どうすれば国語の成績が上がるのか?

それは、【読み方を理解すること】。

実業家の堀江さんも言っていましたが、日本人の多くは字が読めない。

内容が頭に入ってこないまま、文章を読み進めることはできます。

ただ目で追っているだけ、声に出して読んでいるだけ。


これは、勉強の苦手な生徒に共通している特徴なんです。

でも自分の興味のある文(例えばゲームの攻略記事や友達からのLINEなど)は、読めるんです。

国語の点数を上げるには、明確にそれらの文章と差別化しなければいけません。


だからこそ、読み方が重要なのです。

興味がなくても、点数は取りたい。

だから、点数に関係のある場所さえ理解して覚えてしまえば、点数につながってくるのです。

国語の問題を予想することは、5教科の中で最も簡単です。

メロスにはメロスの、握手には握手の、シンシュンにはシンシュンの、ポイントがあるんです。毎年、出題される問題は同じなんです。

そのポイントの共通点をつなぎ合わせれば、入試でも点が取れます。

そのあたりは中3の夏から始めれば十分間に合います。

逆に言えば、中3の1学期まではそのポイントを覚えることに集中してください。



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毎年のことなのですが、実はこの瞬間に緊張しないんです。

もちろん新人教師のころは毎年緊張してました。でも、緊張しなくなるんですよ。


受検についての知識や経験が毎年積み重なってくると、受かる子や落ちる子が事前にわかるんです。受検に奇跡なんて残念ながらありません。受かるべくして受かるし、落ちるべくして落ちるんです。

もちろん落ちるとわかっている生徒には事前にはっきり伝えます。危ないから一応落ちると言っておく、とかじゃないですよ。危ない子には、どうすれば危なくならないのかを伝えますから。受かってびっくり、落ちてびっくりじゃプロとは言えません。


そんなこんなで、開校初年度の高校受検をすべて終えました。

結果はもちろん全員合格!

受かるとわかっていても、やはりうれしいものです。

びっくりはしないんですけど、喜ぶ生徒や保護者の顔を見ると、やはりうれしいです。

中3たちから色紙もいただきました。

これは先日の合格祝賀会の写真です。いままで必死に勉強した机やホワイトボードでピザ食べたりスマブラやったり、本当に楽しそうでした!

休校期間を挟んで、いよいよ今日から新年度スタートです。

一つ学年を繰り上げて、さっそく受験勉強に来ている新中3もいます。

今年も最高の結果となるよう、一緒に頑張ろう!

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そしてそして!!

5月に開校して以来、合格者第一号を出すことができました!!

いま高校三年生の生徒で、とある大学の資格利用入試で見事合格を勝ち取ってくれました!

スタプロでは、定期テストの対策や全商英検1級の対策を行っていました。

英語が大の苦手だった生徒ですが、全商英検1級に合格したときには少し自信を持ってくれたように思います!


これから冬に入り、そして春を迎えるころ、このように合格者をたくさん出せるよう、私もこれまで以上に一生懸命指導させていただきます!