子供の教育で、親や保護者、教師がやってはいけない行動というのはいくつかあります。
体罰やネグレクトなどは言わずもがなです。
そういう社会現象的なものの解決は、ごく身近なものを除いては
政治家に任せるしかありません。
そうではなく、何気なくやってしまう、あるいはやってしまっているであろう行動です。
今回は、「アンダーマイニング効果」をご紹介します。
まず大前提として、「何かを好きになれるのは才能」という考えをご理解ください。
すべての人に愛されるのは不可能であるならば、何かを好きになるのは万人が持っているわけではない、すなわち才能と言えるのではないでしょうか。
ハンバーグだってディズニーランドだって嫌いな人がいるんです。
その人たちは好きになるという才能に恵まれなかっただけなんです。
話を戻します。
例えば、小さな子供が親の似顔絵を描いたとします。
うれしくて、ご褒美をあげたりする場合もありますよね。
親じゃなくても、です。おじいちゃんやおばあちゃんでも同様です。
このご褒美、絶対やめてあげてください。
子供がご褒美欲しさに絵を描いたのであればいいんです。
でもおそらく、好きでやっていること。
才能を発揮して、やっていること。行動原理が「好き」という才能なんです。
そこで角度の違う行動原理、「報酬」が出てくると、
この「好き」という行動原理が消えていくことを
アンダーマイニング効果といいます。
簡単に言うと、好きじゃなくなるんですね。
内発的な動機付けが、外発的な動機付けに変わってしまうんです。
勉強においても、同じことが多くあります。
せっかく内発的に動機づけられた生徒が、外発的な動機付けを受けることによって
やる気を失っていく、、、。3日坊主の原因は、本人ではないこともあるんですね。
この効果は科学的に証明されているものなので、プロの教育者は知っている人が多いです。
私の場合は大学で学んだ知識と、教育系の本や動画で得た知識、教育現場で得た知識などがあります。
今後もこういった知識を少しずづ発信していきますね。
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