本当に久しぶりの更新となってしまいました・・・。
ブログとかって基本的には外部の方に向けて書くものなので、
塾生にかける時間を長くしてあげようと思うと、どうしても…というのは言い訳ですね。
大変ありがたいことに、ほとんどの学年で定員となっており、
「入塾待ち」や「体験待ち」となっている方が4名いらっしゃる状況です。
学校は4月ですが、スタプロでは3月に学年を新学年に引き上げますので、
卒業していったり、授業回数を変更する生徒もいるかと思います。
毎年、3月にはいくつか空席が出ますので、順次ご案内できるかと思います。
また、新中3に関しては2クラスに増設しますので、一気に定員が12名増えます。
例年だと、それも春期や遅くとも夏期には定員に達しますので、
入塾をご検討の方はお早めにお願いいたします。
さて、今回は少しだけスタプロの受験対策の中身を公表します。
まず、大前提として、合格には具体的な「方法」があります。
「勉強すれば受かる」とか「頑張れば受かる」などの曖昧なものではなく、
具体的な「方法」を科学し、研究することで、合格者を出し続けています。
例えば、夏。
「夏は受験の天王山」と言われるように、塾によってさまざまな受験勉強をさせます。
スタプロでは、この夏に、理科と社会の勉強を7割、国数英を3割の比率で勉強します。
もちろんその中身はほとんどが自作のオリジナル教材ですが、そもそもなぜ夏に理社なのか。
私の勤めてきたさまざまな塾では、夏に英数をやる塾もありました。
確かに、英数は
①覚える
②知識の使い方を覚える
③解ける
の3段階で成績が上がる教科です。
英語を例にしましょう。
英単語をいくら覚えても、文を訳す練習をしなければ、
解けるのは単語テストくらいですよね。
(そもそも都立入試には単語の出題はありません)
単語や熟語を覚えたうえで、長文や英作文、リスニングなどの対策を行います。
つまり、理社に比べて、成績を上げるのに時間がかかる教科なんです。
定期テストであればその単元だけ対策すればいいのですぐに上がるのですが、
入試対策となると話がまるで違います。簡単には上がらない。
だからこそ、入塾時の説明で
「長い目で見てあげてくださいね~」なんて説明をする塾もあります。
ただ、スタプロは少し違います。
単語や熟語の必要性はもちろんあります。めっちゃ大事です。
ただ、英作文はとある方法で誰でも書ける(本当に全員書けます)し、
長文もある程度の知識さえあれば解法のテクニックを使って解けます。
ただ、それ頼みになってはいけないので、解法のテクニックは秋まで教えません。
夏はせいぜい、長文全訳の課題をやるくらいです。
リスニングに至っては、11月まで具体的な対策はほとんどやりません。
模試の直前に聞き方とメモの取り方などは指導しますが。
なぜ11月かというと、東京は11月末にスピーキングテストがあるからです。
その対策をすることで、リスニングの基礎も同時に身に付きます。
今年度はA評価の生徒も多く、満点の生徒もいました(帰国子女ではありません)。
一言でまとめると、英数は時間がかかるからと言って急いでやる必要がないんです。
ただ、基礎の力が必要ないと言っているわけではありません。
スタプロでも基礎はめちゃくちゃやります。都立数学なんてほとんど基礎です。
でもそれは授業で事足りる。
受験生に血眼になって食らいついてほしい教材は、そこじゃない。
そこで、夏に最優先でやらせたいのは、理社なんです。
英語の例に挙げた、3つのステップとは異なるのは、お判りいただけると思います。
理社は
①覚える
②解ける
この2段階でいけます。
圧倒的な物量で、知識のインプットをゴリ押しします。
英数国は解法で、知らない問題も解けたりするんです。
でも理社は知らなければ詰みですよね。
3代将軍が足利尊氏か足利義満なんて、その場で考えたってわかるものではない。
思い出すための時間は必要かもしれませんが、それだってそもそも1回覚えてるから成り立つんです。
ちなみに、知識を得るための最短ルートは、とにかく繰り返すことです。
それが勉強法の土台です。そのための物量ゴリ押しなんです。
もちろんただ覚えるだけではもったいないので、資料の読み取りや記述の対策もします。
どんな勉強もインプットから始まりますが、そこから得点化するまでのアプローチが最も短く、簡単なのが理社なんです。
しかも、理社は偏差値のブレが最も少ないんです。
ブレがあるとすれば、単純に得意な単元と苦手な単元があり、
出題範囲によって点数に差が出ているだけの場合がほとんどです。
そしてその原因は、単なる知識不足、つまり勉強不足です。
また、ほとんどの生徒は中1や中2のときに勉強した理社の内容は忘れています。
英数は覚えている子が多いんです。比例とか連立とか。
でも、東山文化の特徴を覚えている子はあまりいないですよね。
大人の方でも、連立方程式は見れば思い出せるけど、
東山文化の特徴は「こんなのやったっけ…」となる方が多いと思います。
他にも様々な理由と根拠がありますが、話をまとめると。
めちゃくちゃ簡単に言うと、スタプロでは、
夏に理社!秋以降に英数国!傾向指導や解法は冬!
という感じです。
ただ、勉強量が尋常じゃないと思います。
先日、とあるセミナーでお会いした他塾の先生に話したのですが、
「そんなにやらせてるんですか!?それで生徒ついてきますか!?」
と驚いていました(笑)
生徒たちには、どの課題もやる意義と目的をしっかりと伝えているので、
みんな本当に一生懸命やります。
私と生徒たちの信頼関係のおかげもあるかもしれません。
同じ宿題でも、嫌いなA先生と信頼しているB先生、それぞれから渡された場合、
考えるまでもなく、B先生にもらったほうが頑張りますよね。
ただ厳しいだけの先生ではダメなんです。怖い、うざい。
あ、ただ仲良しの先生でもダメなんですよ。めんどくさい。
私はプロの教師だと自負していますが、
まだまだ実力を挙げられそうだと感じることもあります。
成績にせよ、生徒対応にせよ。
常に成長し続ける生徒たちを見て、その成長を促しているわけですから、
私自身も成長しなければいけません。
アップデートを繰り返しながら、よりよい塾にできるよう邁進します!
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