今日は大学入試に向けた対策について書きますね。
私の専門は英語なので、特に英語について。
高校受験は、正直に言えば中3からでも間に合います。
(もちろん早いに越したことはないですが)
でも大学受験は高3からではすでに遅れています。
最悪でも高2の冬から準備を進めておくべき分量があります。
しかし今はもう4月なので、
これからやるべきことのみに焦点を当てましょう。
-----段階その1-----
・英検2級を取っておく。
(2級レベルの英単語を覚えること)
これは英検を利用してわかりやすい対策を練るわけですが、
正直なところ、英検って単語だけでも合格するんです。
なにせ合格ラインは6割ですから、対策さえしっかりやれば、
生徒個人の努力として必要なのは語彙力のみです。
英検はリーディングとリスニング、加えてライティング、その後面接となりますが、
その中で最低限必要とされるのは語彙力のみです。
そのうえでプロの教師の授業を受ければ、落ちることはまずないでしょう。
できればここまでを1月の英検でクリアしておきたいところですが、
もしいま高3でまだとっていなければ、次の6月の検定で取りましょう。
ちなみに、国公立大学を目指すのであれば準1級まで取るのが理想です。
なぜなら、併願の私立大学の英語の試験が満点扱いになることがあるからです。
入試直前期に、併願の大学の対策を練る必要がなくなるので、
本命の国公立の対策に集中できる、というわけです。
-----段階その2-----
・文法書を仕上げる。
文法書はなんでもいいです。
ネクステージでも、ヴィンテージでも。
大切なのは、それを最低2周繰り返す、ということ。
やってみればわかりますが、情報量が本当に多いんです。
文法書って、辞書みたいに分厚いんです。
例えばどんなに勉強しても、辞書を1冊丸暗記するのは至難の業ですよね。
だから、やっていく中で
「暗記の量を減らす」という努力が不可欠なんです。
全部覚えたほうが早い、と思うかもしれませんが、
それ、本当にできますか?
私が過去に教えていた東大合格者も、文法書を丸暗記、なんてしていません。
確かに覚えなければいけないものは多いですが、
【覚えなくても理解していれば判断できる問題】
というものがあります。
例えば、
What do you do?
→この文は「お仕事はなんですか?」という意味ですが、
これを丸暗記で覚えるのではなく、
【時制】を正しく理解することで解決していくべきなのです。
この、いわば「楽をするための努力」を覚えることが、
英語の大学入試対策では必須になります。
-----段階その3-----
・英文解釈を強化する。
これは長文でも長文ではくてもいいのですが、英文の意味をとらえる練習をするわけです。
まだ、長文の【問題】を解く段階ではありません。
このための参考書は本当に数多くあります。
それこそ丸暗記では対応できない英文を数に頼って対策していくのです。
→ここまでを高3の秋ごろまでに固めましょう。
-----段階その4-----
・長文対策
できればセンターや志望校の過去問を使って、たくさんの長文を解きましょう。
いままでの力がどんどん使えるので、この段階まで来れば
ここは一番楽で、しかも楽しいはずです。
ただし、間違えてもここで英字新聞とか洋書を読んでみてはいけません。
あくまでも大学入試の対策ですから、目的を見間違えないでください。
-----段階その5-----
・その他の大問別対策をする。
例えばリスニングや英作文など。
はっきり言って、ここまで引っ張っておいても何も問題ありません。
逆に、これをここまで我慢できない生徒は本当に多いんです。
でも効果が薄いです。やっても自己満足でしかありません。偏差値は伸びません。
例えば歩き方を覚えている子供に、長距離走をやらせるようなものです。
どうせやるなら、最も効果的なタイミングでやりましょう。
よく、「英語の耳が・・・」などという人がいますが、
そういう方は「臨界期仮説」というものを調べてみてください。
簡単に言うと、高1からリスニング対策をしても、高3の入試直前にしても、
効果はさほど変わりません。むしろ段階その4までクリアしてから対策をしたほうが
到達点としては全然上です。
と、ここまで来ればもうほぼ完成です。
ここから先は生徒個人個人で問題が変わってくるはずなので、一概には言えません。
いま、スタプロに何人か高3生が来てくれています。
その子たちが志望校に合格し、「スタプロでよかった」と言ってくれるのが楽しみです!
少しでも興味を持ってくれた方、ぜひ一度スタプロに連絡してみてください。
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TEL:090-4209-0231
塾長 高橋将(たかはししょう)
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