これは正直、あまり書きたくない記事ですが・・・
成績が高い生徒の保護者様と、
成績が低い生徒の保護者様には、ハッキリ言って違いがあります。
結論から言えば、子供の勉強に対する【干渉度の違い】です。
「勉強しなさい」と言うか、言わないかですね。
これ自体はよくある議論なので、
知っている方も多いと思います。
しかし、重要なのはそこではないのです。
→「じゃあ言わなきゃいいんでしょ」
→「でも、言わないとやらないじゃん」
そう思いませんか?
まず、なにも「言わない」というのは間違いです。
何も言わなかったら、当然何もやりません
(ゲームとかスマホとかは、何も言わなくてもやります)。
確かに、「勉強しなさい」はあまり言うべきではありません。
偏差値の高い生徒の保護者様は、
「勉強しなさい」と言わずに
「勉強させている」のです。
具体的には、方法は2つあります。
・勉強するメリットを並べる
・勉強しない理由をなくす
私の専門分野の1つに、動機付けというものがあります。
これは、より細かく区分すると、
①外発的動機付け
②内発的動機付け
というものにわかれます。
それぞれ特徴があって、
外発的動機付けは即効性はあるが、持続性がない。
内発的動機付けは持続性はあるが、即効性がない。
例を挙げてみましょう。
外発的動機付けの例
「毎日1時間勉強したら、スマホ買ってあげるよ!」
→これはすごくやる気を見せますよね。すぐに勉強を始めるでしょう(即効性)。
→しかしスマホを買ってあげた後は、だんだんと衰退します(持続性)。
内発的動機付けの例
「毎日1時間勉強すれば、○○高校に行けるよ!」
→これはすぐには火がつきません。
徐々に燃えていき、中3でピークになります(即効性)。
→しかし一度目標としてハマれば、この火は長く続きます(持続性)。
この2種類の動機付けの、いいトコ取りをするのが最も効果的な方法です。
簡単に言えば、「動機のすり替え」を行います。
最初は、なんでもいいんです。
言い方は悪いですが、もので釣っても、お小遣いで釣っても。
外発的動機付けの即効性のみをいいトコ取りです。
そしてやる気になっている最中に、
【頑張りを続ける】ためにほかの目標にすり替えます。
その時、必ずオーバーに褒めるようにするのです。
すると生徒本人の承認欲求※が満たされ、内発的動機付けにシフトしていくのです。
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承認欲求とは
アメリカの心理学者のマズローは、人間の自己実現について研究していた心理学者であり、とくに人間の欲求には5段階あるという説を発表したことで有名です。
以下の図がマズローによる欲求段階説の概要です。
ピラミッドの土台部分になっている欲求ほど、より生命維持や身の安全を求める生物本来が持つ根源的な欲求。
ピラミッドの上にある欲求ほど、自己実現、やりがい、幸福感、充実感といった文明や知能を持った人間らしい欲求となります。
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これを意識してか図らずか、実際にやっている保護者様のいる家庭の生徒は、
総じて偏差値が高いです。
勉強が好きなわけではありません。少なくとも「嫌いではない」んです。
つまり、理由さえあればやるのです。
その土台作りと、理由付けを同時に行っている親は
私たちプロの教師と同じことを、ご家庭で実践しているのですね。
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塾長 高橋将(たかはししょう)
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